2018年11月4日に開催された「あいの土山マラソン2018」のレースレポートをします。
お時間のない方のために要約すると、前半のアップダウンを楽しんで走っていたら、後半地獄を見た、というお話です。
私の走力
- 自己ベストは3:17:23(篠山ABCマラソン2018.3)
- 昨年のあいの土山マラソンのタイムは3:23:36
目標タイム
大阪マラソン40代市民アスリート枠の3時間10分切り。
1キロ4分30秒以内で走れば達成できます。
1キロ4分30秒で走った場合の10キロごとの通過タイムを手に書きます。
自分にとっての関門のようなものです。
- 後半にダラダラと続く坂があることがわかっているので、前半は抑えて、後半のために足を残しておこう。
- 結果的にイーブンペースで走りたい
と走る前は思っていました。
スタートから10キロまで
-
天候は予想だにしていなかった雨。カッパどころかゴミ袋も持ってきていません。濡れることを覚悟しながら、スタート地点に並びました。
-
サングラスが雨で濡れて、視界が悪かったです。
- 体は重かったです。
- 自分では抑えて入ったつもりでしたが、今見返すと少しペースが早すぎましたね。
20キロまで
- いつも間にか雨は止んでいました。
- 昨年ほど風は強くありません。
- 体もほぐれてきました。
- 18キロからは激坂なのでペースが落ちましたが、それ以外は快調に飛ばしすぎました。
- アップダウンが楽しかったのです。
30キロまで
- 中間地点で時計を見たら、1:31でした。早すぎます。
- 25キロからだんだん体が動かなくなってきました。
- 27-28キロの下りを利用してペースをあげるものの、下りが終わるとペースを維持できません。
- 4分30秒を超えるようになりました。
40キロまで
- ダラダラと上りが続きます。スピードがあがりません。
- 遠い、ゴールがあまりにも遠い。
- 前半に置いてきぼりにしたランナーにどんどん抜かれます。
- 気持ちが落ち込みます。
- 自分の中では、1キロ6分を超えるくらいまでペースが落ちていると感じていました。
- 3時間10分切りは無理だと確信しました。
- レースを投げ出したくなりました。歩いてしまおうと何度も思いました。
- 34キロ地点だったか、私設エイドの人がゼッケンとパンフレットを見くらべて、「にしむらさん頑張れ!」と名前を呼んで応援してくれました。
- うれしくて目に涙がにじんできました。
- レースを捨てようかと思っていた自分が恥ずかしい。とにかく今出せる全力を出し切ろう。次の一歩を0.1秒でも早く出そう。心の中で、「イチ、ニー、イチ、ニー」と数えながらひたすら足を前に出しました。
ゴールまで
- 3時間10分切りは無理でも、自己ベストはまだ可能性が残っているんじゃないか?どのくらいのタイムが狙える?と頭の中で計算しますが、脳みそも疲れ果てていて、計算ができません。
- よくわからないなら、自己ベストの可能性はあると信じて走れ!と自分に言い聞かせます。
- 周りには歩いているランナーもいます。自分も歩きたいのですが、歩いたら後悔するのは確実です。
- 「はやくゴールがきてくれ」ただそれだけを願って走っていました。
- ゴールが見えました。いつもならラストスパートをかけるのですが、もう、自分には何にも残っていません。たいしてスピードもあげられないまま、もがくようにゴールしました。
結果
3時間12分10秒!
3時間10分は切れませんでしたが、自己ベストを約5分更新していました。
レース中は何度も何度も、「もうやめてしまいたい」と思いましたが、投げ出さずに走り続けてよかったです。
名前を呼んで応援してくださった方、ありがとうございました!
26キロ以降があまりにも辛かったので、ゴールした後、ほっとして泣いてしまったのはここだけの話です。
帰りは車に乗る時に足が上がらず、腕の力で乗り込まなければならないほど疲弊していました。
恐るべし、あいの土山マラソン。
関西でアップダウンがきついマラソンと言えば奈良マラソンですが、あいの土山マラソンも中々のものですよ。
来年はぜひ走ってみてね。
おしまい。