
2021年10月31日に開催されたロケットマラソン2021大阪大会でフルマラソンを走りました。
結果から言うと、初めて憧れのサブスリーを達成することができました。
「サブスリーを目指しているランナーはどんなことを考えながら走っているの?」と興味があるランナーもいるかもしれません。
Garminのラップを参照しながらレースレポートを書きます。
レースプラン
- 1キロ4分12秒、5キロ21分を目安に走る。
- サブスリーを目指している集団が必ずあるはずなので、40キロまでは一緒に行く。
- 40キロ過ぎたら残っている力を出し切る。
そんな感じのプランです。
序盤
私は2番めのBブロックからのスタート。
ウェーブスタート、ネットタイムの測定なので、ゆったりとしたスタートです。
スタート直後、後ろから大会アンバサダーのリーマントオルさん@salary_runがかっ飛ばしていきます。
早い人はスタートから違いますね。
私の前方にいた、丸に「お」と書いたTシャツを着ている方とペースが合ったのと、その方のブレのないフォームがきれいだったので近くを走らせてもらいました。
この方、フォームがきれいなだけでなく、進路変更するときには周りを確認してジェスチャーもしてくれるので、近くで走っていても安心です。
自分もこんな走りがしたいなあ、と感心しながら付いていきました。
さて、しばらく進むと前が詰まります。
サブスリーのペーサーを囲む集団に追いついたようです。
序盤からペーサーを追い抜くほどの力は自分にないことは百も承知しているので、この集団でベースが合うか様子を見ることにします。

5キロのラップは20:56
5キロから10キロのラップは20:59
10キロから15キロのラップは21:02
私のレースプラン通りのラップを刻んでいます。
ペーサーさんも5キロ21分くらいで行く予定のようです。
このままこの集団に付いていくことに決めます。
走行中考えていたことは次の通り。
- 真下着地ができているか
- 肩の力を抜きリラックスできているか
- 水たまりや給水などで急な進路変更をしそうなランナーの気配はないか。
この一歩が30キロ以降失速するかどうかを決定づける一歩なのだと自分に言い聞かせながら、無駄な力を使わないよう気をつけて走っていました。
中盤
15キロ以降、どうも体が重い。
いつもなら、10キロか15キロくらいから体が軽くなってきて、「今日は絶好調! PB更新は余裕だなあ。どのくらい更新できるだろう」なんて妄想を繰り広げる時間です。
(私だけ?)
それが、なんだか身体が重くてしんどいのです。
しかたがないので、練習での3時間走を思い出します。
あと10分だけ、1時間10分経つまでがんばろう。
そして、1時間10分を超えると、あと10分、1時間20分までこの集団でがんばろう、あと10分、あと10分・・・と自分をだましだまし足を進めていました。
ペース管理はペーサーさんに任せて、自分は授業が終わるのを待つ高校生のようにただ時間が経つことを願っていました。

15キロから20キロのラップは20:49
20キロから25キロのラップは21:06
25キロから30キロのラップは21:05
さすが、サブスリーのペーサーさんです。
だいたい予定通りのラップです。
さあ、恐怖の30キロ以降がやってきました。
失速が待っているのか?それとも笑顔でごぼう抜きできるのか?
終盤
最後の周回に入ったところで、一人のペーサーさんが走るのをやめました。
元々3周までの予定だったのか、調子が悪かったのかはわかりませんが、心の中で「今までありがとうございました。お疲れさまでした!」と声をかけ、足を進めます。

30キロから35キロのラップは21:08
集団のペースが少しずつ遅くなってきています。
ですが、いつもは失速が始まる35キロも集団にいるおかげでやり過ごすことができました。
リーマントオルさんとの出会い
終盤に差し掛かり、スタートで颯爽と飛ばしていった、リーマントオルさんの背中が見えました。
本当に苦しそうでした。
たまらず、私は「リーマントオルさんがんばれ!」と声をかけました。
すると、集団の他のランナーからも
「がんばれ!」
「まだまだ行ける!」
「集団の後ろに付いてください!」
などなど、口々に応援の激が飛びました。
果敢に攻めた結果、失速してしまったときの苦しさを皆が知ってるからこそ出た応援の声だったのでしょう。
レース中黙々と走ってきた集団でしたが、このときは集団の心が一つになったような気がして胸が熱くなりました。
自分がゴールした瞬間よりも、この時の方が嬉しかったくらいです。
応援大使(アンバサダー)を皆で応援するという貴重な経験ができました。
応援した私達も、声を出すことで元気になることができました。
ボロボロになっても、私達に元気を与えてくれたリーマントオルさんありがとうございました!
38キロ地点
38キロあたりでペーサーさんがペースを落としたのか、このレースで始めてペーサーさんの隣に並んでしまいました。
集団の一人の長身の方が、「3時間ちょうどの予定ですか?」とペーサーさんに尋ねた所、「2時間58分くらいを考えています」との返答。
この方はいつペースをあげようか様子をうかがっているようでした。
私としては40キロまでは集団のお世話になるつもりでした。
しかし、自分では今まで通りのペースで走っているつもりなのに、自然とペーサーさんの前に出てしまいます。
無理して走りにブレーキをかけるのも、もったいないので、ペースを上げることにしました。
「行ってまえ!失速上等や!」
と飛び出します。

「キロ3分台でごぼう抜きや!」
と自分では思っていたのですが、後でガーミンコネクトを見ると、4分5秒までしか上げられていませんでしたね。
一人で勝手に盛り上がっていたようです。
それでも、みんなのペースが落ちる時間帯なのでけっこうな数のランナーを追い抜きながら機嫌よく走っていました。
40キロ以降
「あ~しんど~」
楽しい時間は短いものです。
40キロ以降は徐々にペースが落ちました。

ペーサーさんに到着時間を尋ねていた長身のランナーに、さっそうと抜かれてしまいました。
彼は広いストライドでぐんぐん前に進んでいきます。
「ゴール、ゴール、ゴールの姿よ、早く見えてくれ!」
「おいらはもう限界なんだ。」
そう心の中で念じながら足を前に出していると、ゴールが見え、両手の拳を上げてフィニッシュ。
リザルト
手元の時計では2時間58分12秒。
サブスリー達成です。
程なく、集団で一緒に走っていた人たちも次々とゴールし、喜び合っています。
多くの方がサブスリーを達成したようでよかったです。
(勝手に仲間意識を持っています。)

完走証を受け取ると、
2時間58分10秒
でした。
最後までサブスリーの集団に居ても大きくは変わらなかったと思いますが、勝負したことに意味があると思っています。
サブスリーTシャツ
完走証を渡してくれたスタッフさんから、「隣でTシャツを受け取って下さい」と言われました。

これが「なにわ淀川マラソン2021(2021.3.28)」でもらえずに涙したサブスリーTシャツです。
感慨深いものがあります。
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広げるとこうなっています。↓

おわりに
ゴール後、座るともう一歩も動けません。
靴紐をほどこうとすると、右足の甲、左足の甲、右ふくらはぎ、左ふくらはぎが次々に攣ります。
ゼッケンを外そうとすると、腹筋が攣ります。
何もできないので、仰向けになって小一時間空を仰いでいました。
雨上がりのきれいな青空でした。
サブスリーを達成した後は、いつもよりちょっぴり空がきれいに見えました。
おしまい。






